2013年8月28日水曜日

KETA RA 『ALBUM』

ギターとキーボードのループを積み重ねて作られた音のランドスケープ作品。アンビエントというよりは静かに徐々に上がっていく高揚感が有る音楽です。アナログの機材を使用してミックスしたらしいのですが、音の鼓膜への触感が本当に柔らかくて気持ちがいいです。肌触りや質感の有る音楽。オススメです。


2013年8月27日火曜日

にせんねんもんだいとイタリアのニューウェーブ



にせんねんもんだいの「N」いいですね。CDも12インチもヘビーローテーションして聞いてます。


こちらは今年のパリでのライブ

かたやこちらは最近リリースされた80年代のイタリアのニューウェーブ/エレクトロニック・バンド『MUTAZIONE』。こちらがかなり刺激的だったので当時の他の曲をあれこれと掘ってみると意外とにせんねんもんだいとの類似点が有ったり...





しかし、にせんねんもんだいの方はダンスミュージックとしても機能している点が大きな違いだなと思う。やはり80年代と今ではアシッドやレイブやテクノなどを経た結果、リズムやグルーヴといったものの認識が違うのだ。いや、もうそれは大きな壁として存在していると思う。日本でも昔のバンドが再結成するけれど、どうしても古く聞こえてしまい、昔のファンしか喜ばすことが出来ずに終わるのは、このリズムやグルーヴの違いを乗り越えられないのが原因だと思う。

などなど。

2013年8月26日月曜日

Squivatch 'Magnum' (Shevone's 1981)



あのWackiesからリリースされたディスコファンク。Discogsで売ってますよ。お値段 33万円。

2013年8月24日土曜日

映画 『ガッチャマン』

(あらすじ)ガッチャマンと「映画はぜったいに見たくないけど酷評はしたい人たち」とのSNSでの戦いを描いたアクションSF超大作

続・世界一のレコードコレクションを持つ男の話


以前ブログに書いた「世界一のレコード・コレクションを持つ男の話」が5年前のニュースなのにまたツイッターで流れてきた...


その後この話がどうなったかは分からない。2009年の別のドキュメントはYouTubeで見つかったが、ホームページは消えたままだ。

この5年前のドキュメントは「貴重な財産で有るレコードが誰にも相手にされずに消えていこうとしている」という趣旨の演出をしているんだけど、実際には50億の価値が有ると言っているのが本人だけで、内容も大半はヒルビリーやカントリーでほとんどの人には興味が無いものだ。正直、3億円どころか3000万円でも買い手がつかないんじゃないのかと思う。

昔、アメリカに行くとこういうレコード屋はたくさん有った。 倉庫に大量にストックが有るんだけど、レコード盤の価値は下がらない、どんどん上がる一方だと信じているオーナーがいて、値段を聞くとGOLDMINE(アメリカのレコード・コレクター専門誌)の情報を鵜呑みにして「その値段で誰が買うんだ?」という金額を言ってきて絶対に値引きしないみたいな。当然そういうレコード屋にはディーラーも普通の客も行くことが無くなり、ほとんどが廃れて潰れていった。

たしかにこのオーナーの個人的な事情の切実さは同情するが、レコードの文化的価値と商売の才能は必ずしも同じ判断基準じゃ無いと言わざる負えない。まず、50億や3億という金額が非現実的だし、本気でレコードを売ろうと思えば人を雇ってeBayで売りさばくことも出来るだろうけど、市場価格で売る気も人を雇う気も無いんだろう。

そもそもこの人はレコードを1枚1枚単体で売る気なんか無いんだと思う。倉庫に世界一のレコードコレクションを作りたかっただけ。その自分が長年作ってきたコレクションを評価されたいだけなのだ。この人にとっては300万枚という枚数が重要だったのだが、「枚数=内容のクオリティー」じゃないということには気づけなかった。長年かけて城を作ったと思ったら、誰も欲しがらない城だったというところか。

と、同業者としては全くシンパシーは無いんだけど、それでもこの話が身につまされるのはレコードを買ってコレクションしていく行為なんて多かれ少なかれこんなものだということだ。

毎日レコードを買って、それをちょっとだけ聞いてすぐにレコード棚に入れて、その棚を眺めながら酒を飲んでいるそこのあなた!この先には何かが有ると思ってそんな生活を何十年も続けててこの先どうする?「このレコードコレクションには俺の思い出がつまっているし、貴重なレコードもたくさん有る。自分の死後も大切にして欲しい」と思ってても、死んだら即、孫にディスクユニオンに全部売られてしまうかもな!で、「これは買い取れません」と言われて半分以上は処分されてしまうかもな!

いや、実際今はそんな感じなのだ。ディスクユニオンで「ソウル・レア盤放出祭り」とかでレアなレコードが大量に出てくると、「あぁ、コレクターがまた一人死んだんだな...」とみんなが思うという...

しょせんは砂場で砂の城を作る行為なのだ。風が吹いたら消えてしまうかもしれないそんな城を作っている子供のままの男たちの世界。見返りは無い。それを求めた瞬間にすべては消えてなくなる。それがレコードコレクション。

2013年8月22日木曜日

Earl Sweatshirt "Doris"

Earl SweatshirtのアルバムからはBadbadnotgoodがプロデュースした「Hoarse」という曲が気に入ったので、Rap Geneusでリリックを確認してみたがポルノとキャプテン・ビーフハートが合わさったような感じ…

他の曲もとにかく情報量が多くて抽象的で今まで他のラップでは聞くことが無かった表現が多いのだが、内容はいい意味で無意味…

与太話のネクスト・レベル。

リリックを見ながらあれやこれやと「何を言ってるんだ、こいつは」と考えさせられるという意味でコスト・パフォーマンスが高い1枚。

2013年8月18日日曜日

サマーソング 2013

猛暑...

神戸に引越して海まで歩いて10分のところに住んでるのですが、海になんか行きません。こんな暑いのに行ったら熱中症で倒れるに決まってるから。普通に買物に行くだけでも頭がぼぉ~っとして脳がバグる感じの2013年夏... 巷のサマーソングに全くリアリティが感じられないんです。

ということで、リアリティの有るサマーソングを選んでみました。




熱中症で倒れる寸前の脳内を見事に再現したサマーソングですね



こちらは気温40度を超えた昼間にセミの声を聞きながら焼けた路面をトボトボと歩くのにぴったり...

今年の夏はこの二曲で決まりですね!






と、言って終わろうかと思ったのですが、怒られそうなので数曲本当にこの夏リピートしていた曲も紹介します

鈴木茂 "Hawaii"



YAMAAN "Mayonaka"



WASHED OUT "Soft"


SMALL BLACK "Shook Loves"

俺たちの夏はまだまだ終わらない!!(テキトウ)

2013年8月17日土曜日

今年も徳島の阿波踊りに行ってきました


video

家から2時間弱で行けるということで去年行った徳島の阿波踊りに今年も行ってきました。はじめて行った去年はテレビで見ていた阿波踊りと実際の阿波踊りのギャップに圧倒されましたが、二年目の今年は少し冷静に去年見た連が今年はさらによくなっていることなどを確認する余裕なども有りました。

それでも20時以降の通りを埋め尽くす連から繰り出されるリズムのうねりの凄さは圧巻です。とにかくいろいろなヴァリエーションのリズムが有るのです。祭りの期間は宿も取ることが難しく、遠くの人はなかなか行くことが難しい祭りかもしれませんが、チャンスが有れば是非行った方がいいです。音楽的体験としてかなり重要なイベントだと思います。

オススメです。

動画は今年の苔作の一部

2013年8月16日金曜日

Washed Out "Paracosm"

Washed Outのセカンドアルバム。相変わらずこういうポップスはツイッターでもFacebookでもあまり話題にならないみたいだが自分はこのアルバムは名作だと思ってる。

架空の楽園をテーマにしたコンセプトアルバムで9曲入りとなっているが最初から最後まで同じグルーヴが延々と続くので、むしろ全部で1曲と考えた方がいい。プログレみたいなもんだ。

巷ではチル・ウェイヴと呼ばれてたりするが、むしろ21世紀に突然蘇ったネオアコという方がおじさんおばさんたちには分かりやすいかも。ポップでサイケデリックでソウルミュージックへの憧れも有り~の。こういう音楽はクーラーの効いた部屋で本でも読みながら聞けばいいと思う。意味なんて無い。感動も無い。語りたいことも無い。ただ気持ち良い音像が有るだけ。虹色のチョコレート・ファウンテンからチョコが溢れ出てくるのをただ眺めているだけ。そんな音楽だ。

だいたいみんな音楽に意味や感動を求め過ぎなのではないか?ツイッターやFacebookで他の人と共有することで誰かとつながっていられる気にさせる音楽ばかりありがたがってるんじゃないのか?

俺は思う。

ただそこに有ってその音楽が鳴ってる時間が心地良いだけの音楽の何が悪いのか?

オススメです。


アルバムストリーミング

2013年8月1日木曜日

79 - Enjoy Your Trip

もしスチャダラパーに「今夜はブギーバック」が存在しなくて、「Wild Fancy Alliance」のまま歳を取っていったらこんな音になったんじゃないのか? そういう連想をしてしまいました。自分と外の世界との乖離と距離感と虚無感とほんのすこしのサイケデリック... 非常に良かったのでオススメです。