2009年12月27日日曜日

俺大賞2009 次点編

例えば、実際のDJプレイやDJミックスを聞いて、「この人も歳とったなぁ~」と思うことが多い昨今ですが、それはその人の現役から退いてる感につながることが多いのです。だけど、Mark Eの遅めのBPMのミックスを聞いていると、若い奴を踊らせるだけのミックスは誰かにまかせておけばいいし、DJミックスというものが歳を取るごとに熟成して、いろんなものを表現することが出来るのだという気持ちになります。ということでMark E仕事が俺大賞受賞でした。

では、次点です。

Quantic & His Combo Barbaro "Tradition In Transition"

僅差でMark E仕事になりましたが、別にこれが俺大賞でも良かったです。ブログにも書きましたが一聴するとトラディショナルなワールドミュージックのようでよく聞くと、絶対に存在しえない音。日本でもMoochyとかがやってますね。もっとこういう音が聞きたいです。
Carl Craig & Moritz Von Oswald "Recomposed"

リミックスで有り、アルバム全体がクラシックの構成をなぞっているというアルバム。第4楽章のピークがやはりすごい。
Cos/Mes "chaosexotica"

今年、日本人の作ったハウスの最良のサンプル。
Likkle Mai "Mairation"

言わずもが
Morits Von Oswald Trio "Vertical Ascent"

言わずもが
サイプレス上野&ロベルト吉野 "Wonder Wheel"

次世代のスチャダラパーになれる逸材だと思う(いやマジで)
Luciano "Tribute To The Sun"

ミニマル嫌いでしたが、このアルバムで好きになりました。
Converge "Axe To Fall"

ますます厳しくなっていく状況の中で意志を持続することの大変さ。
DJ BAKU "JAPADAPTA"

DJ BAKUの演るロック(=コスるロック)が好きなのでもっとこっち方面をやってほしいという希望を込めて。
neco眠る with 二階堂和美 "猫がニャ~て、犬がワンッ!"

気がつくと今年一番口ずさんでいた曲。

以上。

次点はちょっと普通すぎる気もしますね。実際、今日ミュージックマガジンを立ち読みしたらほとんどが年間ベストとかぶりまくってたし。ま、てきとうに選んだわりにはちゃんといろいろ聞いていたとも言えるかもしれない。

2009年12月26日土曜日

発表2009年俺大賞

今年もやってきました!と言っても一部の人しか知らない俺大賞。mixiの非公開の日記などで細々と続けている、俺の俺による俺のための「俺大賞2009」。NO しがらみ、NO 公共性 NO 苦情受付の「俺大賞2009」です。

過去の受賞作品は、
2004年 Nathan Fake "The Sky Was Pink"&Lindstrom "There's A Drink In My Bedroom And I Need A Hot Lady"
2005年 ゆらゆら帝国 "ソフトに死んでいる(12インチ)”
2006年 Vushti Banyan "Just Another Diamond Day (reissue)"&"Lookaftering"
2007年 Gauze "貧乏ゆすりのリズムに乗って"
2008年 Boris "Statement (US Single Version)"
です。

では、今年の大賞は・・・・
Mark E "Warm Mix"に決定しました!!


正直、Mark Eなら何でもよかったのですが一番聞いたのがこれでしたので。このゆるいビートは本当にくせになりました。クラブミュージックの熟成していく先のビート。そしてこれがネットでの無料音源で有ったというのも今年を象徴する感じでした。

おめでとうございまーす!!

ということで次点はのちほど。

2009年12月16日水曜日

Beat Bop Records、レコード屋閉店に思う

Twitterで話題になったこちら、Escalatorレコードの仲真史さんのブログ。まずはご覧ください。

仲真史、レコード屋の閉店に思う
Part1 http://i-radio.cocolog-nifty.com/radioescalator/2007/12/post_d7ec.html
Part2 http://i-radio.cocolog-nifty.com/radioescalator/2007/12/part2_508e.html

みんながひっかかったのがPart2の試聴を止めるの部分ですね。

仲さんが言うのは、試聴をしないことでレコードを見極める目を養って欲しいということなのだと思うのだが、もちろんそれはそれでいいと思う。それぞれのお店の考え方だから。ただ、

「試聴を自由にお客様にさせてしまうということは、お客様の成長も妨げ、しかもこっちが新しいモノとして紹介するものに対しては理解されず、ワカり安いモノしか買われない。するとワカりにくい新しいモノは売れないので店は仕入れにくくなる、だからワカり安いものを多く仕入れて売る、するともっと一般の人が来てくれて売上は一時上がる、これはいいぞとさらにワカり安いモノをメインで売る、しかし元々普通の音楽では物足りなく通っていた輸入盤屋のメインの客層は、そこに価値を見出さなくなり行かなくなる、そしていつの間にか飽きやすい一般の人たちは去っていく」

ごめん、ここはまったく理解出来ない。自分たちの伝えたい物が伝わらないで、ワカりやすいものしか売れていないし、客はいつまでも成長しないという不満。

そこを疑ってはいけないんじゃないのか?

ブログで書かれている内容をいちいちつっこむ気はない(外人は試聴OKのくだりとか「その外人に中国人とかインド人とかも入ってるの?」とつっこんでもしょうがないし)。それよりも、全体から伝わってくる「物事がうまくいかなくなってしまって狼狽している感じ」が、かつてレコード屋を閉店した自分にも覚えがあるので、一言いいたい。

そういう時こそなにかひとつを信じなければならないんじゃない?

Beat Bop Recordsはターンテーブルを解放して、常連さんも一見さんも関係なく何枚でも自由に自分で試聴してもらってきた。それが自分が行きたいレコード屋だったから。例えば、12インチでもA面の曲は駄目でもB面の2曲目に入っている1分足らずの曲が「自分にとっては」強力に良かったりすることが有るのを知ってるから。自由に試聴出来なければそういうものに気付くことは無いし。

そういう風に試聴させて大丈夫ですか?と心配もされた。たまに試聴中にレコードにキズつけたり、中身を入れ替えてレジに持ってくる奴もいたけど、それはごくたま~にだったし、何年もやってきて実際ほとんど問題が無かった。そして、自分がそのスタイルを維持出来たことを、そのスタイルを維持させてくれたお客さんたちに感謝している。

いろいろ有って店を閉めてけど、そういう試聴全部OKの店をやってきたことで、少しでも誰かが自分だけの何かを見つけてくれたくれたなら、それで東京の音楽に少しでも貢献出来たなら全然オッケーだった。自分が信じていたのはそこ。そして、それから6年経って戻ってきた時にまだ店の名前を覚えてくれていた人がいたことは俺の誇り。

だから、仲さんにも最後までお客さんを信じて欲しいんだよね。エスカレーターと言えばスタイリッシュな人たちというイメージだったから、こんな混乱したことをストレートに出してしまったことに内心を察するものが有りますが、もしレコード屋を辞めなくてならないような時が来ても自分の店が少なくても自分のお客さんの音楽観と東京の音楽に確かなものを残したし、貢献出来たという信念だけは失って欲しくないです。そうすれば何が正しいのかという答えはおのずと出てくるんじゃないのかな?

2009年12月15日火曜日

ただレコードを試聴するのを垂れ流しにする放送

話題のUstreamですが、

ライブを中継したり、家でDJしているのを共有したり、飲み屋から生放送したりといろいろとやっています。誰かがやっていると言えば見に行くし、どれもオリジナルで楽しいです。すごい可能性のあるやり方だとおもいます。あと、なんかハプニングが起こるかもという生ならではのスリル感が有るのがいいのです。

そして、どんどんテレビとかを見なくなる訳ですが ・・・・

ま、Podcastの時もそうですが、同じことをやっても最終的に「行動力が有って、見せれるものを持ってる人の所に集中する」のは間違いないでしょう。逆に言うと見せれるものを持ってる人を発掘するのにとてもいいメディアだとも言えます。こういうのは語っていてもしょうがないのでまずやることです。そして、「う~む、これを新しいビジネス・モデルとしてプレゼンして・・・・」とか言ってる業界人はとっとと死ね。

そういうことで、自分も自分の身の丈に合った放送を考えてみました。それが「ただ店のレコードを試聴しているのを垂れ流しにする放送」です。いきなり規模が縮小されてますが、自分が出来ることと言ったらこの程度ですんで。

店のレコードを通販したい時に古くは通販リストを郵送したり、店のホームページを開いたりといろいろ有った訳ですが、どれも時間とコストがかかるので今となってはあんまりやる気がしませんでした。ですが、これならとても簡単でいいです。それに実際に聞いてもらうにこしたことないし。

ということで近日中にやります。こういうのはうるさい事を言う奴らが来る前にやってしまうのが吉!

2009年12月6日日曜日

Life Is So Hard To Beat 1

そりゃレコード屋ってくらいでレコードには思い入れがありますよ。

しかし、だからと言って目を輝かせながら「レコードというのはとっても素晴らしいものなので、みんなまたレコードに戻ってきてくれるはず」と信じて2009年にレコード屋やるほど純粋ではないのです。それだったら6年前に一回辞めてない。

6年前にiTunesやTraktor(DJソフト)に触れた時に、このまま今の状態でレコード屋を続けても勝ち目は無いと分かったので辞めました。結果としてその判断は間違ってなかったと思います。データで音楽が流通するにはまだ過渡期では有りますが、なんにしろレコード・ビジネスが再びかつての輝きを取り戻すことは無いでしょう。残酷な言い方ですが。

しかし今多くの人が、自分のレコード・ライブラリーが明日にでも無駄なものになると思っている現状には「そうではない」と言いたい。いや、言いたくない。

実を言うと、多くの人が「レコードなんて・・・」と言いだしてばんばん売りに出している昨今は個人的にはわくわくしています。周りを見ているうちに不安になったり、もうレコードでDJするのはダサいとか、レコードの値段が下がる前に売り切りたいとか、そういう風に情報に流される人たちのおかげで、今まで高くて買えなかったレコードが値崩れしたり、気軽に買えたりしているので。

ものすごく嬉しいのでバンバン売ってください。

まったく、別に中身が腐る訳でも有るまいし、何をそんなにあせっているのやら。

だから自分はレコードに価値が有るのではなく中身に価値が有る、レコードもCDも音楽を遠くに運ぶためのツールでしかないと何度も言うのです。今までツールに価値が有ると思っていた人やパッケージにプレミアをつけて商売していた人たちはそこの見極めが出来てないんです。だから今になって慌てるんですよ。そんなだからいつもテスト30点しか取れないんですよ。

もうちっと冷静になればいいのに。もっと普遍なものを信じたらいいのに。

ま、そのように冷静になれるのも6年間ほど外側にいたからなんですけどね。あの時辞めていなかったらこんな風にはなれなかったのも確か。

2009年12月1日火曜日

DJ Tiesto calls vinyl records "Outdated" and "A Nightmare"

from DJ-E MAGAZINE


AVC:What are your limitations when you travel? Do you limit the vinyl?

T: I have a lot of records with me, no vinyl though.

AVC: Is that a matter of convenience?

T: It’s not a matter of convenience, it’s just that vinyl is so outdated nowadays. I can make a track in my hotel room today, and play it for the crowd tomorrow. That never happens with vinyl. I played a lot of acetates at the end of my vinyl period—I used to make tracks and get them pressed in four or five days—but the quality was always so bad and they would skip all the time. The vinyl days for me are over. I still buy vinyl, but only albums, and just to play. For DJing, vinyl is a nightmare.