2009年7月6日月曜日

黒船 ブルーハーツというナパーム弾

最初にブルーハーツを見た時はまだヒロトが全裸になっていた頃なのでまだ初期、もちろんレコードも出ていないし、宝島にも出ていない頃。元々ブルーハーツはルースターズのファーストを経典とした東京のビート・シーンから出てきたバンドだったのでパンクでは無かったのだが、いつの間にかパンクバンドとも対バンをするようになってきた。

一番最初に見た時には「人にやさしく」も「世界は僕らの手の中」も「ダンスナンバー」もやっていて、完璧に出来上がっていた。でも元々ビート・シーンから出てきたバンドだと知っていたのでパンクとは違うなぁと思っていたのだが、あっという間にそれまでちまちまと妬み嫉みでやってきたパンクをブルーハーツというナパーム弾で焼き尽くしてしまった。

いや、本当に焼き尽くしたとしか言いようがなかった。本当は火がつかなくていいところにまで飛び火して焼き続け、そして焼け野原だけが残ったという感じ。

あれ程の勢いのあるバンドはその後も見たことがなかったが、自分の好きだったパンクが目の前で焼け落ちていくのも見ることになってしまったのだった。