2009年7月20日月曜日

土着のリズムと不良だけが解読できる夜の暗号 1

また長い文章になると思うのだけれど、時間が取れないのでこの文章も細切れだ。

好きな日本のヒップホップと言われたら、Ozrozaurus, Gagle, 刃頭の3つとすぐ答えます。この歳になって”***さんのライムいつもリアルっす”とか”:::のラップ半端ねぇっす”などと言って日本のヒップホップ聞く訳もないのだけれど、この3つだけはたぶんずっと聞き続けるはず。そしてこの3つが横浜、仙台、名古屋をベースにして活動しているというのも偶然ではなくて、そこに意味があるからこの3つが好きなのだ。

ということをこの後に書いていきます。

ある時からヒップホップのトラックからネタとかサンプリングとかを意識しなくなりました。それよりもリズムの取り方の方が重要だということに気がついたから。リズムというのは"Speed Of Life" なのですよ。その場所で気持ち良いとされるビートが有って、それはそこでの生活のスピードを反映しているのだ。ニューヨークのラップより、LAのラップの方がアメリカの中でポピュラリティーを得たのは音楽的に上とか下とかいう話ではなくて、アメリカの他の街はLAに近くて、ニューヨークみたいのは特別だからだ。生活のサイクルが違えば音が違うのは当たり前と前回にも書いたけど、ヒップホップほどそれを如実に反映している音楽は他に無くて、そここそがヒップホップの醍醐味なのだ。ヒップホップが世界中に広がれば広がるほど土地土地で違うヒップホップになっていくという、グローバルなローカル・ミュージックという変な存在がヒップホップなのだ。(つづく)