2009年6月8日月曜日

(細切れ連載)黒船 その4

その後、ハードコアバンドの方たちと一緒に打ち上げしたりするようになってあの怖かった人たちがすっごい気のいい兄さんたちだったりするのを知って、ハードコアパンクの呪いも溶けてきたのですが(本当にしゃれにならないくらい怖い人もいましたが)、やはり中学から高校のくらいの時にハードコアパンクのバイオレンスと緊張の世界を「パンクって、大人ってこんななんだ」と真に受けて人格形成してしまったのはやはり問題が有ったようです。

何が悲しいと言っても中学~SEX PISTOLSやCLASHのオリジナルパンクには間に合わず、カジュアルなパンクも、メロコアも、マンチェもスミスもエクスタシーもレイブもゴアもOASISもブラーも渋谷系も、ヒップホップも、ダンスホールも、テクノも、グランジも、チーマーも、クラブも大人になってから知って、雑誌で今キているレコードとして紹介されている新譜が"20 Jazz Funk Classics"や"Flowers Of Romance"や"Seppuku"や"Penis Envy"や"Red Mecca"という時代を中学から高校時代に過さなければならなかったということ。そして当時、パンクという選択をしてしまったがゆえに夏でも鋲打ち皮ジャン、ダイエースプレーで髪を立てて電車に乗って屋根裏・LOFTへ行かなければならなかったこと・・・









正直、もっとましな青春ってものが有ったんじゃないのか?

と、思いつつ今40歳前後の人間で当時パンクという選択をしてしまった人の作る音楽や書いている文章を読むと他の世代と確実に違うのは世の中のモラルに対してからかってやろうという気持ちが基本に感じられること。いい歳こいて良識ぶったこと言ってる人間を嫌い、そんなもんぶっ壊しちゃえばいいんだよと世の中にいろいろ仕掛けてくる人たちが多いような気が。やはり青春時代に心に刻まれた"DESTROY" "DISORDER" の精神は生き続けているということでしょうか?

いつも心に鋲ジャンを。